尾鷲わっぱ
昭和20年(1887年)から続く伝統技法「尾鷲わっぱ」
その技術を受け継ぐ四代目 ぬし熊さんにお越し頂き、ミニわっぱ作りに挑戦!!

尾鷲わっぱはお米を保存するおひつとしてとっても優秀です!
電子レンジでチンをすると中にあるお米だけアツアツにしてくれるという🙄
是非とも土鍋でごはんを炊いて、それを尾鷲わっぱへ保存して美味しく頂く...
そんな贅沢な生活をして頂きたいと思います😎

あらかじめ曲げたヒノキをぬし熊さんにお持ち頂き、ここから私たちで作っていきます!
さぁまずは、
細かい目に桜皮を通します。
静かに、集中して、丁寧に、わっぱを綴じて行きます。

職人顔負けの早さでスルスルと桜皮をわっぱへ通していくこちらのお子さん。
「是非ともお手伝いに来てくれませんか?」と四代目からオファーを頂くほど😏
やはり飲み込みが早い。
子どもは偉大です。
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さぁできた!
一見簡単そうですが、これだけでも集中力を要する作業のようです。
このあたりで疲れの色がチラホラと。笑
次は底をはめて、木釘を打ち、カンナで削ります。
ここで四代目が登場!

飛び出た木釘をカットして

危ない角はカンナで面取りを。
無駄な動きのない、熟練された技を垣間見ることのできた瞬間でした🙌
そして私たちの仕事はここまで!!
この後はぬし熊さんに持って帰ってもらい、漆を重ね塗りして頂きます。
ここからは職人にお任せです🙏

「混ざり物のない漆は強いものだ!」
そう語る四代目 ぬし熊さんは技術はもちろん、素材にも強いこだわりがあります。
漆は一切の混ざり物がない天然物であり、かつ一級品を使用。
また、尾鷲は古くから雨が多い土地。
そこで採れるヒノキは木目が繊細で、たいへん美しいものです。
ぬし熊さんは、この地で厳選されたヒノキだけを使用しています。
その結果として出来上がるものは、
”100年も使用できる”と言われるほど堅牢で、
電子レンジにかけても平気だったり、
殺菌作用があったりと、
実用性が抜群!!
さすがの品質です😳

本物にはやはり時間を超える力があるように思います。
伝統の技をより熟成させ、現代のライフスタイルに適する機能性と美を
見事に両立させているぬし熊さんの尾鷲わっぱ。
完成まであと一ヶ月ほど。
とっても待ち遠しいです😁
四代目 鹿峰 尾鷲わっぱ 「ぬし熊」